女中たち にまつわる こまごましたものたち

演出家劇作家女優 田口アヤコが
ジャン・ジュネ作の戯曲『女中たち』から お芝居をつくっております。

『手を離したとき目をつむっていたのか それとも最初から目はつぶれていたのか
 〜ジャン・ジュネ作「女中たち」より』
2006年8月18日(金)〜21日(月) 王子小劇場にて。
www.korogasu.com


本番まで もろもろ うかんできたものを。
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Helter Skelter
Helter Skelter


When I get to the bottom
I go back to the top of the slide
Where I stop and turn
and I go for a ride
Till I get to the bottom and I see you again
Yeah, yeah, yeah
Do you don't you want me to love you
I'm coming down fast but I'm miles above you
Tell me tell me come on tell me the answer
and you may be a lover but you ain't no dancer

Go helter skelter
helter skelter
helter skelter
Yeah, hu, hu
I will you won't you want me to make you
I'm coming down fast but don't let me break you
Tell me tell me tell me the answer
You may be a lover but you ain't no dancer

Look out
Helter skelter
helter skelter
helter skelter
Yeah, hu, hu
Look out cause here she comes

When I get to the bottom
I go back to the top of the slide
Where I stop and turn
and I go for a ride
Till I get to the bottom and I see you again
Yeah, yeah, yeah

Well will you won't you want me to make you
I'm coming down fast but don't let me break you
Tell me tell me tell me the answer
You may be a lover but you ain't no dancer

Look out
Helter skelter
helter skelter
helter skelter
Yeah, hu,

Helter Skelter
She's coming down fast
Yes she is
Yes she is
coming down fast


あ もう底じゃん っておもっても
つぎの瞬間には すべり台のいちばんうえに戻ってる
そこで 止まって ターン

す べ り お り る
あたしが底につくまで で あたしがあなたにもっかい会うまで

あなた あなたにいかれてるあたしのことを欲しがらないのね
あたし 超特急であなたのとこに帰ってきたのに
もう何マイルも離れたとこにいる
ね おしえて おしえて ここに来て あたしに答えて
こいびとに なって
遊んでるわけじゃあ ないんでしょ?

ヘルター・スケルター そう
ヘルター・スケルター
ヘルター・スケルター

あたしあなたをあたしだけのものにしたいってわけじゃあないの
すごいスピードで行ったって あなた ぜんぜん平気 壊れない
ね おしえて おしえて ここに来て あたしに答えて
こいびとに なって
遊んでるわけじゃあ ないんでしょ?

ね あれ
ヘルター・スケルター
ヘルター・スケルター
ヘルター・スケルター
あれが 彼女 それが 原因?

あ もう底じゃん っておもっても
すべり台のいちばんうえに戻ってる
そこで 止まって ターン

す べ り お り る
あたしが底につくまで で あたしがあなたにもっかい会うまで

あたしあなたをあたしだけのものにしたいってわけじゃあないの
すごいスピードで行ったって あなた ぜんぜん平気 壊れない
ね おしえて おしえて ここに来て あたしに答えて
こいびとに なって
遊んでるわけじゃあ ないんでしょ?

ほらあれ
ヘルター・スケルター
ヘルター・スケルター
ヘルター・スケルター

ヘルター・スケルター
彼女 すごい速さで来たわ
彼女 かしら
あたしかしら?
すごい 速さで。

03:03 | うかんだもの | comments(1) | trackbacks(41)
愚直に
上質なこと

きもちのよいこと

なみだのでること(目標)

てざわりのあること

多様な意味をもつこと 多面的であること

いろあざやかであること

濃淡がうつりかわること とらえようとすると逃げていくこと
12:08 | うかんだもの | comments(0) | trackbacks(0)
ジャン・ジュネ作『女中たち』演出プラン(利賀版)
みずのなかに はながうかんでいる
水のなかに 花が浮かんでいる

相手を憎む
じぶんをにくむ
相手を愛す
じぶんをあいす
ひとと違うように生きたい
ひとと同じように生きたい

しばられていること
からだを
こころを
あたまを
性を

ほんとうに かすかな
そして声
繊細で残酷なもの


すごいしあわせ と かんじることは 角度のある斜面のある一点であって
そこからは すべりおちるしかない 
あたまのなかで
くりかえして
てがふるえる
がたがたする
はなれられない
はいりこみたい
すごいみじめでもいいのかもしれない
龍のこどもが 母龍のめだまをなめるように
快楽はすりへっていく
ほんとうになにがほしいのか
愛が欲しいのか
からだがほしいのか
快楽がほしいのか
笑顔が欲しいのか
あのかおがみたいのか
あのこえがききたいのか
ずるっと粘膜を
さらけだすこと
なんにんも
なんにんも
なんにんも
なんにんも
なんにんも
なんにんも
なんにんも
つづく葬列
あのめをのぞきこみたい
あのこえをみみにやきつけたい
あのはだをとかしつくしたい
呼吸をあらくさせたい
くびをしめてやりたい
しっとにくるう
しっとにくるう
しっとにくるうしっとにくるう
あたまがいたい
愛している
ねじれてエネルギーをうみだす
耳障りだ
しかしこの方向ですすんでしまう
愛している
なにがほしい?
あたまがよすぎる
もっとおろかになって ぶちこわしてしまえばいい
むかつく
あたしのまえにたちはだかって
じぶんが微力なことをしっているくせに
あたしのじゃまをしようとする
あのおんなにむかつく
かってにくるってしんでしまえばいい
いつか消えるかもしれないのだ 愛は
というか
消えてあたりまえだ 愛は
消えない と あのひとは 言ったけれども。
いつかころす
とおもわないことには
愛情を表現できない
あいしてる
ということばを つかっても
もう不毛なことがわかりきっているから
愛に不足はないのか。
そうか。
しあわせだ
あたしは
あいされている
ぞくぞくするほど。
おんななしではいきられないおとこ
おとこなしではいきられないおんな


帰ってこなくていいよ
いや
うちにはいるな って言ってるわけじゃない
なんか いっしょにいる ってことが よくわからなくなった
わたしが帰らない という方法もあるのかもしれない
手をつなぐ?
うん
でも
どうなんだろう
もとに

もどれないよ。
目をみて はなす ことは だいじだね
あー ごめん
やっぱり もう ぜんぜん だめだ
だめ って なんだろ
たぶん だいじょぶなんだけど
帰る?
帰る?
どこに?
終わりに?
いかないで
もどってきて
あ でも
ちかづくのがこわい
これ以上 わたしに ちかよらないで
距離をとって
かってでごめん
おかえり
でてく
ごめん
もしもし?
言わなければいけないことがある
帰らない
帰って来てほしくない
帰って来てほしい
うそをつきたくない
ゆるしてほしい
ゆるせない
心変わりはしょうがない
こんな程度では心変わりとは言わない
もしもし?
でんわ
いまは
話したくない
いま言わないと きっと もう話せない
もしもし?
でんわなんかしなきゃよかった
でんわを取ってくれてよかった
あなたの声がきけてうれしい
黒電話では 電話線のむこうに
あなたがたしかにいるんだと信じてた
携帯電話では
あなたが どこに いるのかわからない
信じられない
どこに いるか
どこに いるのか
もしもし?
いま どこ?
声がききたい
でんわなんかしなきゃよかった
もしもし? いま どこ?
寒いね。
うん あたたかく なって きたけど
きょうは さむいね。
死者につながっているような気がする
もしもし?
いま だいじょうぶ?
家?
もしもし?

なんか 電波 わるい みたい

っと かけ直す
もしもし?
いわなきゃ いけないことがあって

でも
でんわで
っていうのは
ちょっと
うん
会える?
うん
えーーっと
いや
でも やっぱり
もう会えない
ごめん
もしもし?
ごめん
切るね
もしもし?
うん だいじょぶ
うん だいじょぶなはず
うん
安心した


でも
だめだったら だめってことでしょ
ここで だめだったら。
うん
うん
ええー?!
いや まあ そうだよ
そうだよ。
うん でも よかった
うん
え だから 気にするって
え あたしでしょ?
うん
うん
うん

なんでもないよ

うん
帰って くる?
ん いや
うん
帰って きてほしい
もしもし?
えーっと
帰れない かもしれない。
きょう っていうか
なんかもう ずっと
もう一生あえないかもしれない

多分そういうんじゃないんだけど
かえらない とおもう

なんか そんな気がする

なにも きめてないよ
だから そういうんじゃなくて
わかんない
なんか もう 会えないとおもう
聞いてる
聞いてる
聞いてるよ

どっちでもいい とも もう言えない


21:08 | うかんだもの | comments(0) | trackbacks(0)
利賀演出家コンクール 応募理由
大学2年生の春から 5年生の春まで 劇団山の手事情社に所属していました
1995年 山の手事情社が はじめて利賀村に行った年で
わたしも入団したばかり 19歳で
バスに揺られて 車酔いしながら山道をのぼって
こんなところで 誰がみにくるんだろうか とおもいました。

舞台俳優としてはあんまり才能がなかったらしく
いつまでも「秘蔵っ子」といわれながら過ごしました
舞台に立てなかったということです

その後 ひょんなことから戯曲を書きはじめ
演出らしいことはしていたのですけれども
演出 って なんなのかわからなかったので
「劇作家」と何年も名乗っていました
正確には 女優も捨てていなかったので「劇作家女優」と名乗っていました

2005年に劇作家の弟子入りをしました
作品をちゃんと発表したくなりました
30歳にして はじめて 劇場を借りて
舞台美術 音響プラン 照明プランを考え 公演を打ちました
好評だったんです
そして よのなかには 演出家 が 不足しているのだ ということに気づきました

世界は(すぐれた)演出家をもとめている。

ということで
2006年から「演出家」を名乗り
(すぐれた)演出家をめざすことにしました
正確には女優も劇作家も捨てていないので「演出家劇作家女優」と名乗っています

利賀演出家コンクール 毎年毎年開催されていることは知っていました
今年は演出家なので応募しよう とおもいました。
20:59 | そのほか | comments(0) | trackbacks(0)